高齢シングルマザーかちこが見つけたもの

48才シングルマザーの日々、子育て、仕事などなど

影がうすいとお悩みのあなたへ

私達家族が住んでいる市営住宅には子供会がありません。

 

老朽化と共に、高齢化が進みに進んで、もう何年も小学生のいない状況が続いていたところに私が子供たちを連れて入居しました。なので、隣の町内の子供会にお邪魔させてもらって肩身の狭い思いをしています。

 

◆◆◆あれ?いたの?◆◆◆

少し前に、子供会の行事に参加した時のこと。いつも最後に全員で集合写真を撮るのですが、うちの子たちが後方から見学していた私のもとへ来ている間に終わってしまったようで💧

その写真を撮った役員のお母さんが、それを聞いて、

「あれ…写真撮るときいなかったの…?」

と。そこへ、その役員の娘で6年生の班長さんが来て、

「あれ?いたの?」

と(゚Д゚;)

 

え、うそ⁉いまなんて⁉

もう血の気が引く思いです…

 

これって…苦情を言える種類の問題ではないし、また言える立場でもない。にしては最高レベルで傷つく。せめて、せめてちゃんと誤ってくれていたら!と思います。

その役員のお母さん、まわりのお母さんたちと積極的に関わろうとするタイプではないけれど、おとなしい感じでもなく。役員の仕事も淡々とこなしてみえます。服装も流行りものを身に着けることもなく、何なら、普段は私より目立たないタイプかも。

 

こういう時に思うんです。私の人生は『ちょっとツイてない』って。ものすごく不幸ではないけれど、特に恵まれているという要素もない。

例えば、登校途中にハトの糞がスカートに落ちてきたり。道を歩いていたら習い事のマイクロバスの窓から顔を出した小学生から「ブスっ!」って叫ばれたり。自転車ですれ違いざま、変なおじさんから唾をかけられたり…( ;∀;)

いや、本当はもっとあるんだけど、あーなんかちょっとどころじゃなくツイてない人生に思えてきたし思い出すのやめよう。

 

◆◆◆影がうすいのが悩み◆◆◆

以前、息子が突然こう聞いてきました。

「ねぇ、僕って影うすくない?」

よく存在を忘れられるらしい。

 

足が速いわけでもないが運動神経は並み、飛び抜けて面白いキャラでもなく、先生を怒らせることも特にはなく、忘れ物が多いわけでもなく、暗くもない、静かすぎるわけでもないけれど騒ぐこともない…。強いて特徴を言うならば『天然』、ちょっとズレたところがある。

 

娘は天然でもズレてもいないけれど、全てが普通並みで、子供会の中では気の合う子が居ないらしく、余計に大人しくなってしまっていて目立たないのかと。

 

影がうすくて何がだめかな。例えば工場で仕事をしていると色んなタイプの人がいます。優しいおばちゃん、こわいおばちゃん、声の大きい元ヤン、若くて可愛い子、シングルマザー、主婦、おじさんみたいなおばさん…などなど。

この人はどんな小学生だったのかな…なんて想像してみる。同級生のあの子みたいな感じかな、ちびまる子ちゃんに出てくる「たまちゃん」みたいな感じかな…。

目立つ人もいれば、影のうすい人もいる。それぞれが個性。それだけのこと。

 

思えば私も影のうすい小学生だったと思う。そうか、遺伝か😅

けれどそのまま影のうすい大人になっていくのかどうかは本人次第な部分もあり、また出会いもあり、様々な経験がある。

私は自己主張が極端にできない子供だったと思う。おとなしかったし「いい子」だった。

 

二十歳を過ぎたころに出会った、ある人から言われた言葉を思い出した。

 

「みんなで食事に行くとするでしょ?何が食べたいか、って聞かれたときに、自分は何々が食べたい!って言えるようになろうよ。」

 

あの日、晩ご飯を食べに行ったあと、朝まで話した。同い年の彼は、22才のときに弁護士を目指して大学に入りなおし会社を辞めた。

例えばそんな出会いがある、ということだ。