親を捨てる
今日は車のタイヤを交換してきました。
17才で一人暮らしの少年が、テキパキとタイヤ交換してくれました。
彼はまだ運転することはできません。けれど作業する手つきはとてもスムーズで安心して任せることができました。
詳しくはわかりませんが、彼は母親から家を追い出されるようにして出てきたそうです。
その表情から、彼自ら「親を捨てる」ことが出来たのだろうということが感じられました。
現在は母の助けがないと、ウチの生活は成り立ちません。
そもそも2人の子の親となり、48才となったいま、母に対する思いは私の心の後方に追いやられた様子です。
ある日、「私の人生は母が亡くなってからが本当の自分の人生となるのではないか…」などと思いつきました。結婚するずっと前のことです。
親からの虐待であったり過干渉、依存など…それら程の危機的な状況でないにしろ、心の距離を置くべき親子関係というものがあるのかなぁと思います。
私自身は子供のころ、6才で母が結婚するまでは母子2人の生活でした。
母のことは私が守らなければ、という思いがありました。
そのためか、わがままを言うことのあまり無い、いわゆるとても良い子だったようです。
私が7才の時に生まれた弟と比べて、「あんたは楽な子だった」とよく言われてきました。
親も一人の人間であり、完璧ではないし間違えることもある。
私はそのことに気づき、20代に大きな反抗期を迎えました。
母を傷付けるような言葉を、たくさん投げつけてしまいました。
今では母から実際の距離をおかれているようで、一緒に買い物や外食などに出かけることはほとんどありません"(-""-)"
17才の彼は、早くも自分の足で自分の人生を歩き始めているということなのかな。